沖縄本島の中部に位置する恩納村(おんなそん)は、美しいビーチやリゾートホテルが立ち並び、ドライブコースとしても人気の高いエリアです。
恩納村のなかでも指折りの絶景スポットが「万座毛(まんざもう)」であり、万座毛の前に2020年にオープンした「万座毛周辺活性化施設」は新たな観光拠点として注目を集めつつあると思っています。
この施設の2階にあるフードコートに、かつて恩納村の国道58号線沿いで人気があった「元祖 海ぶどう」が移転していいます。
「元祖 海ぶどう」という店舗で提供されている海ぶどう丼発祥とされている店で、「元祖海ぶどう丼」がグルメ番組や有名人も訪れるほど有名です。
元祖海ぶどう丼は、地元ブランドの海ぶどうにウニやイクラが合わせられて、海ぶどうでこんなに美味しいんだと思えた一品です。

本記事では、恩納村の魅力や万座毛周辺活性化施設の概要、そして「元祖海ぶどう丼」の美味しさや楽しみ方をご紹介します。

恩納村とは?
恩納村(おんなそん)は那覇から車で約90分北上した場所にあり、沖縄本島の中部に位置するリゾートエリアで、美しいビーチや青い海が広がり、全国的にも人気の観光スポットとして知られています。
透明度の高い海を左手に眺めながら、ついつい立ち寄りたくなるカフェや食堂、リゾートホテルなどが点在しています。
また、恩納村には琉球王朝時代から受け継がれてきた歴史や文化も残っており、伝統的な芸能や工芸品を体験できる工房なども存在します。
観光客にとっては、海辺でのアクティビティに加えて、伝統文化を味わえる多彩な魅力が詰まったエリアです。

恩納村の58号線から左手に広がる美しい海は、地元の人々の定番ドライブコースにもなっています。
パワースポット「万座毛」の魅力
万座毛は、恩納村を代表する観光&絶景スポットです。
高さ約20メートルある琉球石灰岩の断崖絶壁が続き、その断崖の先に、象の鼻のような形をした岩が有名です。
万座毛の名前の由来は、琉球王・尚敬王(しょうけいおう)が訪れた際に「万人も座れるほど広い野原である」と称えたことからきたという説が伝わっています。
崖上に広がる芝生から、晴れた日にはエメラルドグリーンの海が水平線まで続く絶景を楽しむことができます。また、夕方には空全体がオレンジから赤紫色へと染まっていく様子を体験でき、「沖縄に来てよかった」と感じさせるパワーを持っています。
万座毛は、海風に吹かれながら、自然の雄大さを肌で感じることができる“パワースポット”とも言われています。

万座毛周辺活性化施設について
万座毛を訪れる観光客のさらなる利便性と、安全性を確保するために整備されたのが「万座毛周辺活性化施設」です。2020年にオープンし、広い駐車場や観光バスの駐車スペースを備えているため、以前よりも車で訪れやすくなりました。
施設内には売店や休憩スペース、展望台などが点在し、地元の特産品を紹介するコーナーや工芸品の展示も行われています。
1階は旅の思い出にぴったりのお土産選びを楽しめると同時に、沖縄の文化にも触れられる絶好恩納村の伝統工芸が飾れています。
2階にはフードコートが用意されており、観光の合間や万座毛の散策後に一息つきながら、食事を楽しむことができます。
なお、万座毛の散策路に入るためには施設内で大人100円の入場券を購入する必要があります。
この料金は万座毛や施設の維持管理に活用されるとのことで、観光スポットを未来に残す取り組みとして好意的に受け入れられています。
海ぶどう丼発祥の店「元祖 海ぶどう」
以前は恩納村の58号線沿いにあった「元祖 海ぶどう」という店は、「海ぶどう丼」の元祖として知られ、グルメ番組や有名人も多く訪れるほどの人気店でした。
現在は「万座毛周辺活性化施設」の2階のフードコートに移転しています。
恩納村の海ぶどうは新鮮で美味しく、ウニやいくらがトッピングされた贅沢な一品。
「元祖海ぶどう丼」の海ぶどうは、農林水産大臣賞や農林水産天皇杯を受賞した地場ブランドのものが使われているそうで、一粒ひと粒がふっくらと大きく、弾けるような食感が特徴で、普通の海ぶどうより食感や味が美味しく感じます。
また、海ぶどう丼以外にも、アグー豚を使用した餃子やソーキそば、ゴーヤチャンプルーなど、沖縄の味を堪能できるメニューが揃っています。
もし恩納村に立ち寄る予定があるなら、万座毛の散策コースに組み合わせて「元祖 海ぶどう」の海ぶどう丼を味わってみてください。
もともと海ぶどう好きの人はもちろん、まだ食べたことがないという方もオススメです。

実際に食べて感じた感動の味わい
筆者が初めてこの海ぶどう丼を食べたのは約10年前のことでした。当時、海ぶどうは刺し身の副菜という感じで、そこまで意識して食べた経験がなかったため、初めて海ぶどうを美味しいと思えた一品でした。
店内はフードコート形式でカジュアルに食事ができる雰囲気で、移転後も変わらず美味しかったです。
恩納村をより楽しむための周辺情報
(1) 恩納村海浜公園・ナビービーチ
恩納村内には数多くのビーチがありますが、特におすすめしたいのが「ナビービーチ」です。白砂が広がり、遠浅で波も穏やかなため、小さなお子さん連れのファミリーにも人気。トロピカルフィッシュが泳ぐエリアもあるので、シュノーケリングを楽しむのにも最適です。
(2) 青の洞窟
ダイビングやシュノーケリング好きにとって外せないのが、真栄田岬(まえだみさき)にある「青の洞窟」。太陽の光が海中に差し込むことで、海面や洞窟内が青く神秘的に輝くスポットです。万座毛や「元祖 海ぶどう」での食事を楽しんだ後に、アクティビティで一日を締めくくるのもおすすめです。
(3) おしゃれなカフェ・レストラン
恩納村はリゾート感あふれるおしゃれなカフェやレストランが点在しており、海を一望できるテラス席が人気です。食後のコーヒーやスイーツを楽しみながら、良質なリゾートタイムを過ごすのも旅の醍醐味ですよね。レンタカーのドライブ途中にふらりと立ち寄ると、思わぬ絶景と出会えることもあります。
アクセス・駐車場情報
■施設名 「万座毛周辺活性化施設」
■住所 〒904-0411 沖縄県国頭郡恩納村恩納2767
■アクセス
・那覇空港から車で約90分(高速道路利用の場合は約60分程度)
・万座毛周辺活性化施設内に駐車場完備(無料)
■万座毛への入場料
大人:100円
子ども(高校生以下):無料
※料金は変更となる場合があるため、最新情報は公式サイト等でご確認ください。
■「元祖 海ぶどう」への行き方
万座毛周辺活性化施設の2階フードコート内に店舗があります。施設に入り、エスカレーターかエレベーターを利用して2階へ上がると、すぐにフードコートのスペースをご確認いただけます。
おわりに
恩納村の魅力は、何といってもエメラルドグリーンの海と水平線が広がる景色で、その周辺には沖縄グルメが色々あります。
「万座毛周辺活性化施設」は、観光客が快適に万座毛を楽しむための拠点として、最新の設備とともに沖縄の海と食事、観光スポットの「万座毛」を堪能できる場となっています。
その施設2階のフードコートに移転した「元祖 海ぶどう」は、海ぶどう丼発祥の店があります。
「海ぶどう丼ってどんな味だろう」「沖縄でしか味わえないグルメを探している」という方は、ぜひ足を運んでみてください。
地元の人も、ドライブついでに、「元祖海ぶどう丼」を食べに出かけてみませんか?
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