「手登根の島」のお披露目会

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6月25日(日)に沖縄県南城市にある手登根公民館で実施された「手登根の島」のお披露目会に参加してきましたので、その様子と歌を紹介したいと思います。

手登根(てどこん)について

手登根(てどこん)は、沖縄県南城市にある地域で、那覇空港から車で約40分の距離にあります。

手登根公民館:Googleマップ

市の無形指定文化財の「手登根エイサー」(古式エイサー)や、南城市の歴史上の人物で有名な「尚巴志(しょうはし)」の兄弟、手登根大比屋(てどこんうーふやぁ)の縁の地であり、古くからの伝統や伝承が残っています。

沖縄県南城市公式チャンネル

また、昔「毛遊び(もーあしび)」という青年男女の交遊が行われていたアカバンタと呼ばれる丘の上にある広場があり、そこでもう一度、「毛遊びがしたい」という年配の方々の思いをうけて、地域の有志が立ち上がり、コロナ前に「毛遊び祭」を実施したりと住民同士の団結力のある地域です。

沖縄県南城市HP(手登根の紹介)

「手登根の島」~お披露目会までの道のり

お披露目会で披露された「手登根の島」というのは、この地域をよく知る津波松夫さんが手登根の琉歌を地元の人達に披露したことがきっかけでできた詩です。

南城市役所文化課では、地域内外の人に、地域の文化遺産等の資源を学んで貰い、その資源をまちづくりに活用していくための人材育成を目的とした「尚巴志塾」という事業を2018年~2020年から3年間実施していました。

「尚巴志塾」では、毎年、9地域の対象地域(エリア)を選び、地域をよく知る方に地域サポーターとして、塾の参加者と地域を歩きながら、地域の歴史や魅力を紹介してもらっていました。

尚巴志塾の様子(尚巴志活用マスタープラン)

2019年に手登根区が対象地域と選ばれました。

その時、地域サポーターを依頼された津波松夫さんは、参加者に分かりやすく地域を知ってもらいたいと琉歌をつくって、高台のアカバンタで琉歌に詠んでくれました。

琉歌を聴いて嘉数区長(自治会長)や地域の方々は、津波さんの琉歌を形したいと検討していたそうですが、新型コロナウイルスが広まって、地域活動ができなくなってしまったそうです。

そんな中、地域の有志の方々が、作曲を山内昌美さんにお願いして、民謡歌手の金城恵子さんに歌ってもらえたことで、なんとCDを制作をすることになったそうです。

作成費用は結構かかったそうですが、嘉数区長が地域内外の企業に掛け合い、寄付金でCD制作を完成できたそうです。

しかも、地元の新聞「沖縄タイムス」「琉球新報」さんが、地域活性化ということで記事に取り上げてくれたこと等で、手登根の縁のある方々がCDを買ってくれたそうです。

嘉数区長は、貯まったお金を津波さんや地域の方々に還元しようと、今回の「お披露目会」を開催しました。

お披露目会では、集まった方々の笑顔や、CD制作の経緯を伺うことができ、ゆいまーる(助け合い)精神と地域の絆を感じました。歌詞や曲には、その暖かさが込められているようで、心温まる時間を体験できました。

私は、手登根区の地域サポーターの依頼をしただけですが、津波さんや嘉数区長に、

「歌を作ったきっかけになったので」と、お披露目会に招待してくれました。

「手登根の島」のお披露目会の様子

お披露目会では、津波さんが、地域の人達や関係者に感謝の気持ちや、行動することの大切さについてお話されていました。

せっかくだから、歌を録画しようと急遽撮影したので、少し手ブレありますが、興味をもってくれた方はぜひ聴いてみてください。

「手登根の島」

嘉数区長に、お披露目会までの経緯を伺ったときに、地域が高齢化している中で、地域に活気を出したくても、コロナで集まることもできなかったので、落ち着いた今回お披露目会を開催したことや、

「やるなら思いっきりやろう」

と、有志の方々とCD制作に力をいれたそうです。

南城市は過疎化が進んでいる地域が多く、人手や担い手が不足し、普段から自治会運営等、苦労していると思いますが、それでも地域に活気をだそうと行動している姿に、私も頑張ろうという勇気を貰えました。

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